認知症の方々のケアをさせて頂いていますが、もっと的確な対応はないのか?
教科書程度の対応でいいのか?
思うところがあり
「認知症の人の声に耳を傾ける」という本を読みました。
その中の一部を紹介します。
当事者の気持ち
自分たちのことを決めつけないで欲しい。
認知症と言っても、病気が違う、毎日が違う、願いが違う、一人ひとりが違うことを理解して欲しい。
認知症をきたす病気は非常にたくさんあります。
アルツハイマー型認知症
血管性認知症
レビー小体型認知症
感染症、中枢免疫疾患、内分泌障害、鬱病・・・など
認知症はわけがわからなくなってる人と思うかもしれませんが、いろんな事を感じながら生活し、発言したいこともたくさんあります。そういう私達をどれだけの人が支えてくれるだろうかと思うと怖いです。
わかってないと思わずに私にわかるように話して欲しい。
認知症であっても、理解しがたい行動を取ったとしても、どうか価値ある人として接してください。
・・・・・・・・・・他にも胸が痛むような記載がありました。
認知症の行動、心理症状(BPSD)の背景には「中核症状」「身体状況」「精神、心理状況」などの影響が考えられ、複数重なってる場合が多々あります。
認知症の人の世界は、不安と混乱、焦燥、怒り、強い恐怖が入り交じっているように思います。
認知症の人の行動を「問題」として捉えるのではなく「サイン」として捉え行動の意味や原因を考えたり、関わり方、環境の改善により認知症の人の気持ちに近づく事が大切であると感じました。