今回は鉄道の大回り乗車(大阪地区編)について書きたいと思います。
では、鉄道の大回り乗車って?と言う方にご説明を
大阪環状線を例にあげますと、天王寺駅から新今宮駅へ行く場合、外回りでも内回りでも
行くことができるのですが、実際外回りで行くと1駅ですが、内回りだと18駅あります。
実は外回りに乗っても、内回りに乗っても運賃は同じ120円なのです。
でも、1駅の運賃と、18駅も行く運賃が本当に120円で行けるの?と思われる方もいらっしゃると思いますが、これは「大都市近郊区間のみを利用する場合の特例」と言うルールがJRに有るからです。
このルールは、大都市近郊区間内において、その日のうちに一度通った駅を2回通らずに、ひと筆書きで、改札を出なければ、遠回りして行っても、最短距離の運賃で行っても良いよと言うルールなのです。
実際にこのルールに従ってさえいれば、どれだけ遠回りをしていても、最短距離の運賃が適用され、
このような乗車方法を鉄道の大回り乗車と言います。
では大阪地区の大都市近郊区間ってどんな感じ?という事で紹介すると、
図を載せていますが、北は近江塩津駅、東は米原駅、南は和歌山駅、西は播州赤穂駅と広範囲にわたります。実際に大回り乗車って、どのような経路をたどっていけばできるのかと言うと、最長距離は宝塚線の塚口駅から、東西線の加島駅までの190円で約700キロの移動ができると言われてはいますが、1回も改札を出ることができませんし、あまり現実的ではありません。
そこで私からは適度なルートを3つご提案させていただきます。
なお、運賃は2019年10月1日から適用される運賃を記載しております。
また、今回ご提案したルートの時刻などは、記事投稿後にダイヤ改正が行われたり、個人のペースもあると思いますので、
あえて掲載しておりません。実際にお出かけの場合は、JRおでかけネットなどで正確な時刻をお調べください。
◎京都、奈良周遊ルート:大阪駅~新大阪駅間160円
(2つの古都を周るルートです。)
大阪駅~(大阪環状線)~天王寺駅~(大和路線)~奈良駅~(奈良線)~京都駅~(京都線)~新大阪駅
◎のどかな風景が楽しめるルート:天王寺駅~東部市場前間130円
(和歌山駅から奈良駅の間はのどかな景色が楽しめます。)
天王寺駅~(阪和線)~和歌山駅~(和歌山線)~高田駅~(桜井線)~奈良駅~(大和路線)~東部市場前駅
◎琵琶湖1周ルート:京都駅~山科駅190円
(その名の通り、琵琶湖を1周するルートです)
京都駅~(奈良線)~木津~(大和路線)~加茂~(関西線)~柘植~(草津線)~草津~(琵琶湖線・北陸線)~近江塩津駅~(湖西線)〜山科駅
この通り、ルールに従えば、改札を出ることはできませんが、わずかな金額でちょっとした旅気分を味わうことができます。
このような鉄道の旅をしてみたいと思われる方は、青山シニアトラベル内丸までぜひご相談下さい。
いろいろご提案をさせていただきます。
◎お問合せはこちらまで。
青山シニアトラベル 内丸
電話:06-6267-0008
E-mail:s-travel@aoyama-care.jp