JUGEMテーマ:日記・一般
先日、久しぶりに元働いてた旅行会社に電話をしました。
自分のお客様から、「スイス旅行を申し込んだんだけど、
どうも、担当者がよくスイスの事を知らないみたいで、
後藤さん、ちょっと教えてよ。」っとの問い合わせがあり、
久しぶりに、スイスに詳しい先輩に連絡した次第。
その人から、スイスの事をひと通り聞いた後、
近況や、業界の話など聞いてみたのですが、
もう驚きの連続・・・。
まず、その先輩の部署が、
テレフォン・センターになっており、電話での問い合わせや
予約などだけを扱う部門となっており、数十人のスタッフが
詰めているとの事。旅行案内の発送する部門は、別の事務所。
航空券やホテルなどの仕入れを担当する部門は、また別の事務所。
完全なる分業制。そりゃ、この会社、旅行業界では超のつく有名な
大旅行会社であるので、そんなの当たり前って思うのが当然かもしれません。
でも、僕がお世話になった頃は、もちろん担当制であったし、役割も決まって
いたけど、同じ1フロアーにあって、僕は企画やパンフレット作成の部門に
いましたけど、発送作業に人手が足りなきゃ手伝うし、新聞広告が出た時は、
電話担当もする。電話担当の方でも、企画や手配に直接、話したりできる
まさに「旅行会社」の風景でした。
でも、その先輩から聞く「超旅行会社」の風景は・・・、
TVショッピングの電話受付担当みたいな・・・
「旅」感のしない、味気ないものでした。
先輩 「淋しいもんやで・・・。旅行会社で働いてる気、せぇへんわ・・・」
そりゃ、そうやなぁ~。って思いました。
僕は、っというと・・・、営業して、打合せして、ツアー準備して、
添乗して、請求書作成して・・・。
「また、次どこ行きます?」なんて、担当者と話して、また次って。
そりゃ、何から何まで、自分でするのは正直きつい事もあるし、
失敗も多々ある。でもある種の「旅行屋」としての、使命というか、
「形のない感動」を販売して、少しでも社会に貢献しているっと感じる事の
できる仕事なんですよね・・・。
旅行会社で働きたいっと思って、就職する人は、
大手で「エリート」になりたいと思える方は別として、
「旅」を肌で感じる事のできる規模の・・・、
例えば、うちみたいな「小さくて、たいへんな旅行会社」に
就職した方がいいんと違うかな~って感じた日でした。