ここ青山デイサービス北余部には様々な利用者様がいらっしゃいます。
いつもニコニコと笑顔が素敵な方。お話好きな方。チャーミングな人。
もちろん、頑固な方や野武士のような人もいらっしゃいます。
わがままな方も、瞑想?にふける方も…。
でも皆さん一様に楽しいことが大好きみたいです。
コロナ禍で中止していたカラオケを再開すると
好きな歌を披露したり、イベントにも積極的に参加されます。
人は、赤ちゃんとして生まれ子供から大人になり、そして
子供に還っていくといいます。
青山デイの利用者様と接していると、そんな言葉を
実感することがあります。
今、自分がしたいことをする。嫌なことや、やりたくないことはしない。
でも、自分が良いと思ったことは積極的に行動する。
例えばお孫さんのためにマフラーを編み出したり、
一度に四人分のコーヒーを淹れる方がいらっしゃいます。
お孫さんにプレゼントする楽しみ、
美味しいコーヒーを飲まれた方の喜びが伝わって来る嬉しさ。
そこには、幼い子供には見られない
誰かのためにすることの喜びがあり、約80年の
人生を経た素直な人間の気持ちがあるからではないでしょうか
(現役社会人に必要な駆け引きの現場から一歩退いた余裕?
角が取れた大人?)。
好きなことをして喜びが生じると脳内物質ドーパミン(?)が
出るらしいです。幸福感が溢れ楽しくなる。誰かのためにする喜び、
自分ではなく他人(ひと)のためにする、そこには子供ではなく、完成された
本当の大人、高齢者としての、わがままかもしれないけれど
味わい広がる大人としての人間がいます。
そして、そんな利用者様を見守るスタッフがここにはいます。
真面目に、同じ目線で大人の子供(?)に接する
職員がいます…。
同じように一緒に笑い、一緒に楽しみ、真剣にわがままを受け入れ、
その人のために意見をする。
だからでしょうか、ここには信頼関係から生まれた穏やかな空気が流れています…。
最近あらためて感じたことを綴ってみました。
こんな大人(高齢者)になれたら良いなと思うドライバー担当のYでした。
運転手 Y