こんにちは、ケアショップKです
先日とある本を読みました
「5Kといわれる介護施設の秘密」
この手の本に興味があるわけではないのですが、
わたしが初めて介護の世界に入った際にお世話になった
隆生福祉会の藤本理事長が書かれたということで
楽しく読ませていただきました
この本、売れているようです。ネット上でも評価は高い
でも中には
「わたしたちはこれだけやっています、とただの自慢を書いているだけ」
となかなかシビアな意見も
確かに知らない人が読むと
嘘っぽく見えるかもしれないし、自慢話に聞こえるかもしれないです
まあ、ちょっと盛っている部分はもしかしたらあるかもしれないけれど
でもね、この本に書かれていることは嘘ではないと思いますよ
なぜならわたしもこのような環境で育ててもらってきたから
わたしが退職するとき、立ち上げ当時の職員が退職し、人の入れ替わり時期でした
できていたことができず、利用者様の安全が守れず、笑うに笑えなくなり
このままどこにでもあるような施設になってしまうのかと悲しい思いをしましたが
何が何が、皆さん一丸となって今ではとっても魅力的な運営をされています
当時一緒に頑張っていた、中野くん、よっしー、やっすん、寺本さんたちが
初めて出会ってから14年、ずーっと頑張っておられることを知り、
なんとその時の利用者様が、今もお元気でご入居されていることを知り
もう、うるうるですよ、ホント
今や介護課長の中野くんが、本の中で語っていました
帰りたいという利用者様に、今日は帰るのが難しいと事実をお伝えしても
納得していただけないこともある
そんな時は、ご家族に電話をするふりをして
「ちょっと無理とおっしゃっています、
後でお送りしますのでご飯だけでも食べていきませんか」
とお伝えすると落ち着かれることもある
また、日々の介護にユーモアを取り入れていくことも大事、と
そうそう、わたしは中野くんにこういうことをたくさん教わったっけ
事実を並べるだけではだめ、利用者様の意識のチャンネルを変えることも時には有効
不穏と呼ばれる行動には必ず原因がある、不穏とひとくくりにしてはいけない
主任をはじめ職員みんなに、ほんっとにいろいろなことを教わりました
利用者様全員が先生で、いつも暖かく厳しくいろいろなことを教えていただきました
なんかもう家族よりたくさんの時間を一緒に過ごす利用者様や職員は、
もはやもうひとつの家族のような存在で、毎日毎日泣き笑いで続けていく生活の中
自分はこの時くるんと裏返った気がします
今自分の中にある価値観とか考え方は、この時の経験がものすごく影響しています
めっちゃしんどかった、身体も壊した、入院もした、
ぶっちゃけまさに3Kな現場だったんです
けどなんでだか、職員みんなが仕事に夢中でした
頑張ってる、とかそういうんじゃなく、夢中
利用者様との生活にめっちゃ夢中、だからなんか楽しかった
だから時が流れた今も、
みんなを夢中にする魅力がこの法人にあるのではないか思います
改めてこの時に関わっていただいた方々に感謝するとともに
ここでいただいたものを今の会社でしっかり生かしていかにゃならんと、と
会社のカラーや目指すものは違えど、わたしが目指すところは同じ
形にできるかは自分次第、できるのかわたし、やれるのかわたし、
むむむむむむ…
まぁやれるだけやってみましょ、ダメならその時考えます
なんかまじめなこと書いたから疲れたー
8月は以上
最後はくま吉の話で締めます
くま吉、昨日は何をたべましたか?
あのね、散歩をしてたらね、「おやっ」
牛ちゃんじゃないの、
どこから来たの、かわいいねー、よしよし
と油断させといて、こっそり後ろに回り
牛ちゃんの首をきゅっと
そしてちょんちょーんと細かく切って
網に乗せてじゅうじゅうと焼いて
しばらく待つ、待つ、待つ…
どれどれ、焼き具合を確認して
ぱくっ、ぱくぱくぱくっ
お腹いっぱいになりました
とってもおいしかったです
だそうな。
…ま、くま吉は熊なので、ね
それではまた、お会いしましょう