こんにちは、青山ケアショップKです。
ある日、深夜、日付の変わったころ
トイレに行くと、ヤモリがいました。
!!!!!!
我が家はマンションの3階。蚊もいませんし、ゴキブリもほとんどいません。
日中は窓も閉めきっていますし、夜も窓を開けることはありません。
どこから入ったのか、どうしたら出て行ってくれるのか
でも、このヤモリ、何かが違う。
殺虫剤で威嚇すると、トイレから出てまっすぐ玄関に歩いていくではありませんか。
急ぐわけでもなく、蛇行するわけでもなく、ゆっくりとでも着実にまっすぐ玄関へ歩く姿に
こういう類がまるっきり苦手なわたしも、なんだか和んでしまい
「はよ歩きなさいな」と彼の後ろをついて歩き、
玄関を開けると、しばらく躊躇したのち静かに外へ出て行きました。
ヤモリには違いないけど、その歩き姿がどうもヤモリに思えなくて
お盆だったこともあり、ご先祖様がヤモリに化けて家庭訪問にきたのかしら
という気もしてきたり、何か神様のお告げのような気もしたり
で、ひらめいた
そうか!次の鈴鹿のレースは勝つっていう神様からのお告げや
これはありがたいお告げ、あぁありがたやありがたや・・・
と去ったヤモリ様に手を合わし、レースウィークを迎えました。
今回の鈴鹿は負けるわけにはいかない戦い。
個人的な意見を言わせていただくと
前回仙台のレースでは、
負けたくない人と競り合って負けてしまった
そんなどろどろとした感情もありーの、だから絶対今回は勝つというか
負ける気がしないぐらいの気合と緊張で迎えた週末
とはいえ、この方たちは
平常心
平手様も平常心
立川様ももちろん平常心
よい雰囲気で決勝の日を迎えました。
当日
まず、出発時間が30分遅れてしまったわたし
現地に着くと駐車場にとんでもない長さの行列ができており
仕方なく別の駐車場を利用。こんなこと、初めてでした。
そしてこの日の鈴鹿、あっついのなんの!とんでもない蒸し暑さ
ただでさえ、コンクリートからの照り返しで暑いというのに
この日の鈴鹿は無風・・・。むっしむしに暑かった。
さらにその暑さの中、じゃぁチームのマフラータオルを買おうとお店に行くと売り切れ
タオルは買うつもりで持ってきてなかったわたしは汗を流しながらテンションがた落ち
でも、負ける気がしなかった
どこから来るのかこの自信ヤモリ様のお告げがあったこともあり
なぜかこの日は勝てる気むんむんでした
あまりの暑さに駆け込み寺的存在
赤福氷
飛ぶように売れていきます。
暑い、暑い、暑い
そして人、人、人
コース上、
蟻のように見えるのは
すべて人
人だらけ。
暑い中、ま~こんなにたくさん
どこから集まってきたんでしょうか
そして、正午すぎスタート
今回のレースは1000㌔レース。
サーキットを6時間以上かけて170周超周ります
クルマもドライバーも限界への挑戦。
見てるほうもある意味限界への挑戦。
この暑い中、おんなじところを170周も周るなんて
周るほうもバカなら、それを延々見てるほうもバカですが
それがモータースポーツ
好きな者にとってはそんなバカげたことが楽しいんですよね~
勝つ気まんまんのわたしの想いを乗せて、
平手様は最初のスティントを立派に走りきり、立川様にバトンタッチ
立川様も素晴らしく走りきり、またまた平手様にバトンタッチ
このあたりで、残り100周。
この時点で3位、よっしゃ~序盤いいカンジと思った矢先
別のクルマがぼわ~っと燃えて、レースはわちゃわちゃに。
レース中のわちゃわちゃほど、怖いものはありません。
わちゃわちゃ後はびっくりするような順位変動があったりするので要注意なのですが
なんと今回のわちゃわちゃで、平手様最下位、しかも周回遅れ、それも2周遅れ。
まじで~
もう泡吹いて倒れそうになりました。
1000㌔レースでは、大抵のことがあっても走りきりさえすれば、
それなりの順位に入ることができます。
でも2周も遅れると、空を飛ぶぐらいしないと、勝負にはなりません。
すっかり精気をを失ってしまい、その後ふらふらと昼食を食べに行ったのですが
遅い時間だったのでいつものレストランは営業時間が終わっており
遊園地のレストランでオムライスと唐揚げのプレートを食べました。
このオムライスと唐揚げのまずかったことまずかったこと・・
悲しいわまずいわ暑いわで心折れまくりでした。
いつもは、書くブログの内容をある程度考えて写真も撮っていくのですが、
内容が定まらないまま、写真もたいしたものを撮れないまま、
もうそんな気力はなく、早めに帰路につきました。
ほんとに写真を撮っていなかったので
田園風景でも撮ってみるかと、帰り道サーキットの裏手の田んぼを撮ってみました。
あぁ、朝はあんなに
気持ち上向きだったのに…
ヤモリ様のお告げは何だったのか・・
秋空が
切ない心をちくちくとつっついて
さらに切ない気持ちにさせます
うぅぅぅぅ~
負けちゃったよぉぉぉぉ~
夕陽に向かって叫びたい
心境でした
頑張るだけでは勝てないのがレース。
完璧にやっていても勝てないのがレース。
負ける時は理由がどうであれ、潔く負けを認めなければいけないのもレース。
切ない夏の終わりの出来事でした
それではまた、お会いしましょう