こんにちは、ケアショップ羽曳野Kです

秘密の通路の向こう側
今日はそんなお話です。
とある金曜日
仕事を終えて帰宅、支度を整え車に乗り込み出発しました。
西名阪から名阪国道、東名阪を抜けて東へ東へ
伊勢湾岸道で四日市のコンビナートのネオンに萌えながら
東名へ入りさらに東へ東へ
出発から4時間経過、日付が変わりそろそろ肩に眼に腕に疲れがでてきたころ
富士川SAに到着。
そこで2時間ほど仮眠をとり、ねぼけまなこで再出発。
・・・まさに夜勤を思い出させる重労働。
そして4時半に無事到着。

今年もやってきました
富士スピードウェイ
富士の麓の山中で
夜明け前の大渋滞。
駐車場について、さぁ仮眠の続き・・・というわけにはいきません。
ガムテープとビニールシートを抱え秘密の通路をおもむろに抜けていきます。

秘密の通路の向こう側は・・・


暗闇

暗闇

暗闇

真っ暗闇

何回撮っても写真がぶれるのは、寒さのせいか、それとも何かの仕業か・・・
暗闇の観客席に不気味にもそもそと人影が動きます。
各々がシートとガムテを持ち、眼をこらして場所を探しふらふらと・・・
ここ富士はグランドスタンドがオール自由席。
鈴鹿のように指定席にしてくれれば、こんな寒い中席を取らなくて済むのに
暗いし寒いし眠たいし、一体わたしは何をやってるんだか
とほほほ気分でお目当ての席にシートを貼っていると
となりで同じく席にシートを貼っていたおっちゃんが、
「これ、使ったらいいさ。ごみ袋だけど今日雨だから、シートにこうすっぺ」
と、完全ビニール加工したマイシートを指差しながら袋をくれました
とほほほ気分だったせいか、おっちゃんの気持ちと方言が温かく心に染み
「すんませ~ん、ありがとう、使わしてもらいますぅぅ」とこっちも大阪弁ばりばりに
丁寧にお礼をいいました

暗闇の中
ライトアップされているGT-Rの
かっこよさにひっくり返りそうに
なりながら
ようやく仮眠の続きに
そして起きると
大雨
このアングルで富士山が見える
はずなのですが
富士山の「ふ」の字も
見えず

雨のサーキットほど、過酷なものはありません。
寒いわ冷たいわで散々な目にあって土曜日は終了。
そして日曜日。
この日も暗いうちに移動。
昨年、暗闇すぎて怖さのあまり泣きながら走った、暗黒の並木道を通り抜け
無事サーキットへ到着。


この日は朝から快晴。
富士山も美しい姿を見せてくれました。
今回のレースはいろんなレースがあれやこれやと盛りだくさんで観るほうも大忙し。

サーキットを出る頃には
またまた暗闇
月がでていました。

渋滞を避けて、時間を遅らせたつもりだったのに
なぜか東名で大渋滞。夜も9時をまわっているというのに
なんと渋滞40キロ!!
こんな大渋滞、空を飛んで帰れるのなら・・どれだけ思ったことか
しょうがないので延々と並び続けました。
なんとかかんとか家にたどり着いたのはこれまた日付が変わって月曜日。
ベッドに入ったときには起床から23時間が経過していました
・・・もうへろへろですよ。
年々富士への旅はキツくなってきています、確実に
でも今回はいいレースが観れたのでよしとしましょう
2012年 SUPER GT 特別戦 FUJI <決勝>立川さま、いいレースをありがとう
それではまたお会いしましょう