こんにちは
ケアショップ羽曳野のキタナカです
最近テレビで「一雨一度」の言葉を知りました
この時期は雨が降るごとに、気温が一度ずつ下がっていくそうです
こんな寒い時期になると特に美味しく感じる食べ物がありますね…そーですラーメンです
100年余りの短い期間に庶民の間に広がり、日本の国民食と呼ばれるまでに成長したラーメン
現在ラーメンを提供している店舗数は中華料理屋やファミレスを含めると、実に20万軒とも言われています
本日は、そんな20万軒の中の1軒のラーメン屋の物語を話たいと思います
そのラーメン屋は、1971年(昭和46年)に開業しました。
創業者の男は、15年勤めていた企業が倒産してしまいラーメンの屋台を引く事を思いつき
板金職人の友人に、拾い集めた廃材で屋台を作ってもらい
京都の銀閣寺周辺で営業を行う事となりました
営業を始めた際の男の所持金はわずか37000円とかなり窮状からの出発でした
屋台の縄張り争いや公道での営業で警察に追われた末にたどり着いたのは
石材屋の敷地何度も頼み込みやっとの思いで借り、
テントの下で屋台を営業させました
一般的なサラリーマン並みの収入を得るには1日100杯売らなくてはなりませんが
オープン当初の売上は1日わずか11杯
次の日の原材料の仕入れだけで、現金が底をつきます
もともとのスープは屋台仲間のおじいさんから教えてもらった物で
どこの屋台でもある醤油味のスープでした
「普通の事をしていても、わざわざ来てもらえない」
「どうすれば、お客さんにもっと来てもらえるような味がつくれるのか」
自らの家財を次々に質に入れ費用を捻出し、研究を重ねる事4年
鶏骨をゼラチンがでるまで長時間炊き出したベースに、野菜などを加え煮込んだ
濃厚でとろみのある独自のこってりスープを完成させました
そんな時何のご縁か、敷地を提供してくれた石材店のご主人から
「自分のビルの1階で店をやらんか?」と話があり1975年(昭和50年)8月に
京都市左京区の北白川に店を構える事となりました
特徴的なスープは噂になり いつしか店は大繁盛
日本全国に店舗を拡げ、2012年11月21日現在
ホノルル店を合わせ231軒(キタナカ調べ)にもなりました
皆様も一度は行った事が、あるのではないでしょうか
その店の名前とは「天下一品」です
私も天下一品が大好きで、大学時代には週に3回通っていた時期もありました
天下一品に魅せられた人には
日本人における伊勢神宮のような、イスラムのメッカのような場所
つまり「一生に一度は足を運ばなければならない場所」があります
それは、先ほどの物語にも登場した☆北白川総本店☆です
そしてついに11月21日の水曜日 そのサンクチュアリに行って参りました
調べると定休日は木曜日でギリギリセーフ
バイクで向かう事、約3時間平日ですが長蛇の列が予想されるためお昼時を避け
鳴り止まない腹を叩いて我慢し14時に到着しました


嬉しさのあまり、感極まり流れた涙で最初は気付かなかったが
何かがおかしい
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なぜ誰も並んでいない?なぜ人のいる気配がない?なぜ私の横で男性がうなだれている?
そして数秒後、全てを知った私もその男性の横でうなだれた
そこに新たな男性が来店、数秒硬直し一筋の涙を流していた

近くの王将でラーメンを食べて帰りました。