母の入院から、ついに介護に突入しました。

 

救急搬送で入院した病院から退院を促され、

療養型に入院してもらおうと、見学、相談に

行きましたが、相談の段階で、

❝ここに入れてはまずい。寝たきりの認知症

になってしまう。❞との想いが湧いてきて、

お断りしてしまいました。

 

退院を1日も早くと、急かされ、準備も

そこそこに、自宅に母を引き取りました。

 

起床介助

排泄介助、着替え

洗顔、うがい、入れ歯の装着に始まり、

1日の行動の全てに、声掛けや介助が必要で、

誰かがそばに居ないといけない生活が

始まりました。

 

私は仕事があるので、朝7時過ぎには家を出ます。

5時前に起きて、母の1日分の食事を用意し、

朝食は食べさせて家を出ます。

 

私が、家を出た後は、主人が介護をしてくれます。

介護の経験のない主人は、私の見よう見真似ですが、

本当によくやってくれてます。

❝介護するとは思わんかったわ。❞と、

主人にとっては驚きの連続で、

立派な老々介護。

中途半端で、私が帰ってからバタバタと後始末

ということも多いですが、贅沢は言えません。

主人が居なかったら、仕事は続けられないでしょう。

 

 

私も家に居る時は、回想療法や、漢字の書き取り、

小学生程度算数のドリル等、そばに付いて

出来る限り頭を使うようにさせました。

主人は、自分で考えたんでしょう

ジグソーパズルを買ってきてやらせていました。

幼稚園の運動会の練習、

秋祭りのだんじりも見せました。

買い物や外出は、車イスに乗せて

出来る限り一緒に連れて行きます。

 

介護認定の結果も出て、

福祉用具を使ったり

デイサービスに行かせてもらえるようになりました。

 

❝トイレまで歩けるように❞と、希望して、

病院でリハビリをしてくれていたこともあってか、

身体は案外動き、

ポータブルトイレを自分で使い、

自分でトイレに行くことも増えてきて、

❝今日はまとも❞と思う会話ができる日もあり

ますが、日によってまちまちで、

このまま自分でできることが増えるかなと

期待しては、落胆することの繰り返し。

 

でも、とんでもないことをされても

不思議と腹は立たないんです。

短気で有名な私なんですけどね。

母というより、一人の要介護者として

客観的に見れているかもしれません。

長年介護の仕事をしてきたおかげでしょうか。

 

それでも・・主人も私も歳ですからね。

まぁまぁ疲れを感じる今日この頃ですが、

息抜きの方法も取得して、

目の前の日々を楽しみたいと思います。