今、吹田市役所で介護フェアを開催中ですので、私もメルヴェイユのKケアマネージャーと一緒に
参加させていただきました。
介護に関する情報の掲示物がわかりやすいように展示されていたり、
麻痺のある状態や、視力(視野)の障がいや聴力の障がい等を実際に体験できる擬似体験コーナーが設けられていて、私も体験させて頂きました。
       
 
 
     
視界が制限され、周りの音が遮断され、足が曲がらず、腕も自由に動かせない、
そんな中で杖歩行や階段を昇降したり、車イスに座って自走したりさせて頂きました。
装着しているアイマスクは全く見えなくなるわけではなく、視野の制限と、視界がかなり白く
ぼやけるようになっていて、白内障の疾患や視力の障がいがある方の普段の視界っていうのは
こういう感じなのか・・と体験できました。
耳にあてているものも、完全に音は遮断されないものの、人の話し声や周囲の音がすごく遠くに
感じて、実際には周りにたくさんの人がいるのに、自分がものすごく孤立した感じになり怖かった
です。
膝が曲がらない、足が重い、そんな状態での歩行や階段昇降はもちろん怖かったのですが、
車イスにただ座るっていう動作も、勢いがついたまま「ドスンッ!!」と座るはめになって怖かったり
こんなに大変になるのか・・と改めて感じました。
肘が充分に曲がらず、手袋もしてることで、カバンから携帯を取り出してカメラの操作を行う動作
ひとつもすごく大変で、結局手袋も肘に巻いてるバンドも外さないとできませんでした。
身体の動きを制限される、視力が低下する、音が聞こえづらくなる、そんな状態を擬似体験させて頂くことで、普段自分が接している方々の不安や不便さを、ほんの少しだけかもしれませんが改めて
考えさせられる機会になりました。